2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
セミ 作者:ショーン・タン 発売日: 2019/05/11 メディア: 単行本 何日か前、セミが単独で鳴いていた。梅雨明けが待てないでフライング気味。 数日前、自転車で公園を抜けたらセミたちがクラスターで結構、鳴いていた。 ミンミンゼミ「ミーンミーン(彼女、ど…
才女の運命 男たちの名声の陰で 作者:インゲ・シュテファン 発売日: 2020/03/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) 『才女の運命 男たちの名声の陰で』インゲ・シュテファン著 松永美穂訳を読む。 元々才能があったのに、結婚や恋愛でその才能を夫や恋人に搾…
孫ができた。正しくは、子どもが猫二人と暮らし始めた。だから、ぼくにとっては猫二人は孫のようなもの。 一時期来ていた猫もお見限りだし。 世にも稀なる猫の木を譲ってもらった。相手はさんざん渋っていたが、前からほしがっていた『バベルの図書館新編版 …
アメリカの鱒釣り (新潮文庫) 作者:リチャード ブローティガン 発売日: 2005/07/28 メディア: 文庫 『リチャード・ブローティガン』藤本和子著を読む。 この本、表紙が『アメリカの鱒釣り』と同じ。ファンだったら、ジャケ買いならぬカバー買いだよね。にし…
消えた心臓/マグヌス伯爵 (光文社古典新訳文庫) 作者:M・R・ジェイムズ 発売日: 2020/06/10 メディア: 文庫 『消えた心臓/マグヌス伯爵』M・R・ジェイムズ著 南條竹則訳を読む。 『好古家の怪談集』の新訳。紀田順一郎訳で読んだが。 『消えた心臓』孤児とな…
ラテンアメリカ怪談集 (河出文庫) 作者:H・L・ボルヘス他 発売日: 2017/09/05 メディア: 文庫 『GO TO トラブル』って探偵小説にならないか。舞台は「GOTO(後藤)探偵事務所」。元刑事。妻子に追い出され、女性にだらしない。仕事は一流。 『ラテンアメリカ怪…
雨が降る オレンジ色の猫の抜け毛も口紅のついた煙草の吸殻も 流していけ 雨が降る びしょ濡れのズボン 汗まみれのTシャツ重たい湿り気のある空気 やたら乾く咽喉 雨が降る バイトには 行きたくないが デートには 行きたい 彼女と新宿でホラー映画が見たいな…
虫の思想誌 (講談社学術文庫) 作者:池田 清彦 メディア: 文庫 よく降る雨。 『虫の思想誌』池田清彦著を読む。 「構造主義生物学」を標榜する作者の虫マニアとしての-「虫屋」と呼ぶのだそうだが、-その虫への尋常ならざる傾倒ぶりは、読んでいておかしい…
ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく 作者:かげはら 史帆 発売日: 2018/10/09 メディア: 単行本 『べートーヴェン捏造 ―名プロデューサーは嘘をつく―』かげはら史帆著を読む。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』で知った。 シンドラーと聞くと…
月の光 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:劉 慈欣・他 発売日: 2020/03/18 メディア: Kindle版 時差通勤で早出の人なのだろうか。朝の電車、ホワイトカラー率が高い。 『月の光 現代中国SFアンソロジー』ケン・リュウ編 大森望…
セレモニー 作者:王 力雄 発売日: 2019/04/26 メディア: 単行本 中華SFづいている今日この頃。 『セレモニー』王力雄著 金谷譲訳を読む。 「主席」に目をかけられていた国家安全委員会公室主任・蘇。ところが時代の流れが変わって一転、蘇の立場は危うくなる…
クレオール主義 (ちくま学芸文庫) 作者:今福 龍太 メディア: 文庫 昔、書いたものだが、いまの方がさらに通じると思うので再掲載。 『クレオール主義』今福龍太著を読む。 ますます悪名高い(?)グローバル主義に対抗する言葉として脚光を浴びているのが、…
ミミズのいる地球 大陸移動の生き証人 (中公新書) 作者:中村方子 発売日: 2014/07/11 メディア: Kindle版 『ミミズのいる地球 大陸移動の生き証人』中村方子著を読む。 この季節になると、道路で日干しになったミミズをよく見かける。 学級花壇や自宅の庭で…
秋 (新潮クレスト・ブックス) 作者:スミス,アリ 発売日: 2020/03/25 メディア: 単行本 『秋』アリ・スミス著 木原善彦訳を読む。 彼女、エリザベスが小さいとき、お隣さんのダニエル老人はもう一人の先生で文学や音楽、アートなどを教えてくれた。 「101歳」…
フラッシュ:或る伝記 (白水Uブックス) 作者:ヴァージニア・ウルフ 発売日: 2020/06/06 メディア: 新書 『フラッシュ:或る伝記』ヴァージニア・ウルフ著 出淵敬子訳を読む。 飼い主である女性詩人エリザベス・バレットと愛犬コッカー・スパニエルのフラッシュ…
おにいちゃん―回想の澁澤龍彦 作者:矢川 澄子 メディア: 単行本 『おにいちゃん 回想の渋澤龍彦』矢川澄子著を読む。 作者がかつて渋澤龍彦と夫婦だったことを知った時は、かなりびっくりした。やはり作者といえば名うての翻訳者で、ファンタジーから絵本ま…
アナイス・ニンの少女時代 作者:矢川 澄子 メディア: 単行本 『アナイス・ニンの少女時代』矢川澄子著を読む。 …にしても、華麗だ、華麗すぎる。「彼女の生涯にかかわりあったボーイたち」。父ホアキン・ニン、夫ヒューゴー・ガイラー、ヘンリー・ミラー、精…