2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

使える哲学って

哲学の使い方 (岩波新書)作者: 鷲田清一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/09/20メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る 『哲学の使い方』鷲田清一著を読む。この本を読んで哲学者の名文句を引用して女子を口説けるとか、あるいは論文を書く…

いつか読んだような

指の骨作者: 高橋弘希出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/01/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る うちは、日曜日はカレーの日なので、朝から仕込む。COOKPADなどを参考にして。ふむふむ、ささみは片栗粉をまぶすと、もさもさ感がなくな…

#上沼恵美子ブッククラブ

twitterの#上沼恵美子ブッククラブが笑える。実在ではなく、仮想。古今東西の文学の名作を140w以内で上沼恵美子がいかにも言いそうなコメントを想定してツィートするもの。おちょくりや揶揄プラスほら話ってとこ。早速、何作か投稿してみる。東北人ゆえ関西…

スケルトンから読む文体

文体の科学作者: 山本貴光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/11/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (21件) を見る 『文体の科学』山本貴光著を読んだ。文体を科学的に解明するって、なんか難解かなと思ったら、するする読めてしまった。文体論とい…

WORKSHOP MU!!

WORKSHOP MU!!作者: WORKSHOP MU!!出版社/メーカー: 主婦の友社発売日: 2006/10/03メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見る 懐かしのジャケット。二つ折りのを、水道橋の中古レコード屋で入手して、ジャケットを見ながら…

感情奉行

感情の政治学 (講談社選書メチエ)作者: 吉田徹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/08/12メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (9件) を見る 『感情の政治学』吉田徹著を読む。 作者は、人は合理的に行動しないことを行動経済学を挙げて説…

日本霊異記のパスティーシュ

日本霊異記 (平凡社ライブラリー)作者: 原田敏明,高橋貢出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2000/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (3件) を見る 図書館にあった平凡社ライブラリー版『日本霊異記』を読んだ。『現代アートで読…

今頃、『風立ちぬ』

先週末から妻の入院付添い・見舞いなどでバタバタ。昔に比べると病院もセキュリティ対策が厳しくなった。医療過誤対策なのか説明開示責任なのか、結局、書類、紙ばっか増えてしまった。丁寧に対応すると、ページばっか増える。マニュアルや取説と同じ傾向に…

氷のハンマー

氷: 氷三部作2 (氷三部作 2)作者: ウラジーミルソローキン,松下隆志出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/01/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 『氷』ウラジミール・ソローキン著を読む。バラードの『結晶世界』は、幻想的な水晶…

ある日、突然

シンドローム (ボクラノSFシリーズ)作者: 佐藤哲也,西村ツチカ出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 2015/01/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 『シンドローム』佐藤哲也著を読んだ。『妻の帝国』などもっと評価されてもいい作家の一人。…

原曲かけ流し

半分聞き漏らした、ふかわりょうの『Life is Music』の録音を聴きながら、原稿の直しをやる。今日の音楽は、ほぼスイングアウトシスターの曲だけ。好きだった。CDを探す手間よりもYouTubeでケンサクする方が速い。ほら、あった。源泉かけ流しならぬ原曲かけ…

お世話になりますた

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)作者: 松谷みよ子,瀬川康男出版社/メーカー: 童心社発売日: 1967/04/15メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 132回この商品を含むブログ (199件) を見る いいおかお (松谷みよ子あかちゃんの本)作者: 松谷みよ…

イタい

靴の話/眼 小島信夫家族小説集 (講談社文芸文庫)作者: 小島信夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/01/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る うちでは、クルマというと自転車になる。悲鳴を上げていた自転車、先日、死んだ。買った自転車シ…

リバースエッジ

川崎の事件の映像。既視感があったんだけど、ようやくわかった。岡崎京子の漫画『リバースエッジ』だ。あの見開きページの河口付近の風景だ。新聞やテレビのニュースでは知らなかったことを偶然、ネットで知った。リンクしておく。 いつか見たような落差 赤…

春休み、デパートの屋上で

吉祥寺にあるデパートの屋上には、小さなお稲荷さんがあった。毎朝、小さく切った油揚げを狐目した女性の店員が供えていた。バリ島でコテージ内にある祠に色彩豊かな小さな花を供えるように。大学2年生になる前の春休み、このデパートで警備員のアルバイト…

白紙に返すけんとうし

献灯使作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/10/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る 『遣灯使』多和田葉子著を読んだ。近未来の日本のディストピアもの。この説明では半分わかって、半分わからない。『新世紀エヴァンゲ…