2014-01-01から1年間の記事一覧

映画 栄華

曽根中生自伝 人は名のみの罪の深さよ作者: 曽根中生出版社/メーカー: 文遊社発売日: 2014/08/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る スクリプターはストリッパーではありません作者: 白鳥あかね出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2014/04/…

ポール入門

実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法作者: 森田果出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2014/06/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 『実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法』 森田果著を読んだ。これは、年…

存在の耐え得る重さ

「ボヴァリー夫人」論 (単行本)作者: 蓮實重彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/06/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (17件) を見るボヴァリー夫人 (河出文庫)作者: ギュスターヴ・フローベール,山田ジャク出版社/メーカー: 河出書房新社発売日…

寂寥

寂寥としたかったのに、席料と変換居酒屋じゃないんだから居酒屋「寂寥」って一人客専用の居酒屋寂寥としたかったのに、責了と変換文字校正も色校正も出てないのにこんなくだらない文章に責任を押しつけるのか寂寥としたかったのに、脊梁と変換背骨の無い人…

メメント・モリ

ムーンライダーズがなくちゃ生きていけない【オトナの!特別編】をYouTubeで視聴。 ムーンライダーズ入門番組でもあり、近況を知る番組。ライダーズ愛のあふれた内容。 かしぶち哲郎一周忌か。で、息子がドラマー。ミュージシャンも世襲制なのだろうか。 今…

歌う女優

Rinbjö 魚になるまで - YouTube 菊地成孔プロデュース。菊地凜子の素敵な語り。 マシック・カーペット・ライド/ 市川実和子ピチカートVの名カバー。切のうござる。市川実和子、市川実日子姉妹で日本版『ロシュフォールの恋人たち』を見てみたい。 カプチーノ…

泥縄

図書館に予約しておいた『『ボヴァリー夫人論』』蓮實重彦著を読み出す。延長不可なので、この大著、読み通せるかどうか。作者の文章を読むのも久しぶり。おおこれ!これ!と、その文体の懐かしさを感じてしまう。安原顯副編集長時代の文字で分厚かった『マリ…

娘と私と(妻と妻)

『娘と私』獅子文六著、読了。最寄駅のベンチに座って最後の部分を読んだ。ふーと幸せなため息をつく。生前は人気ベストセラー作家だったゆえ、『娘と私』もNHK朝の連ドラ1作目などテレビドラマ化、映画化されたそうだ。画像は映画化されたもの。ツタヤにあ…

アレルギー

ラテックスアレルギーだからインナーイヤホンがゴムだとかゆくてかゆくて金属アレルギーだから腕時計の金属バンドは、ダメダメ牡蠣アレルギーだからRのつく月は早く去れと思うハイトーンボイスの女声アレルギーだからヘリウムガスを吸ってから返事をする塩素…

今しがた

娘と私 (ちくま文庫)作者: 獅子文六出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/11/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 今しがた構成案を送る。パワポ、めんどくさいが、考えながら、テキストや画像を切った貼ったできるからいいのだろう。ただ…

さくさくとはいかない

最寄駅で朝、落選議員が復活をかけて運動員とともに、声をかけ、演説をしている。そっか、今度の日曜日が衆院選投票日か。なんだか静かだけど。どの新聞も現政権与党の圧倒的勝利を予想していてつまらない。内緒だけど、衆愚政治の四文字が脳裏に浮かぶ。鉄…

波及効果

朝露通信作者: 保坂和志出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/10/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 『朝露通信』保坂和志著を読む。作者が過ごした山梨と鎌倉の思い出話。といってしまえば、それまでだが。見開きごとの小さな185…

フェリーと貨物列車

結婚記念日で買ったささやかなチューリップ。うん十年前の今頃、新婚旅行で香港にいた。ホテルは香港島にある高層ホテルでニュース映像で見るデモの拠点の一つ、銅鑼湾(コーズウェイベイ)まで地下鉄で行って、それから徒歩で埠頭まで行って、スターフェリー…

吹き出したり、じんとしたり

お勝手太平記作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/09/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る 『お勝手太平記』金井美恵子著を読む。妙齢の女性同士の往復書簡集形式の小説。実は、作者の小説ではなじみのキャラクターとも…

ティーチ・ユア・チルドレン

「踊り場」日本論 (犀の教室Liberal Arts Lab)作者: 小田嶋隆,岡田憲治出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2014/09/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 『「踊り場」日本論』小田嶋隆・岡田憲治著を読む。コラムニストとたぶん小田嶋チルドレ…

のがれられない日常

海を流れる河―石原吉郎評論集作者: 石原吉郎出版社/メーカー: 同時代社発売日: 2000/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 風とマシュマロの国作者: ふかわりょう出版社/メーカー: 幻戯書房発売日: 2012/03メディア: 単行本こ…

12月のヘビロテ

これはいい。この冬のヘビロテ。いちばんポップだった頃のオリジナルラブっぽいと思ったら、田島貴男編曲でありました。日本のどっかにある北欧村かなんかでロケしたのかな、否!フィンランドロケだそうだ。『海を流れる河 石原吉郎評論集』から 『風とマシュ…

手土産の菓子を

夜中に帰って来た母娘。台湾は30度あったそうだ。例年より高いとか。真夏の台湾から真冬の日本へ。手土産の菓子のパッケージや袋の極彩色、選ばれた漢字の書体が、日本とは違う。免税店でジョニ黒。これが、何より。クリスマスか、正月にでも開けよう。人気…

ラジオのように

録音しといたラジオ番組を聴きながら、本。洗濯、掃除、料理。古紙回収に出す古新聞や雑誌類を亀甲縛りにする。猫と遊ぶ、遊ばれる。「古典を読まないと鬱になる」TBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』での菊池の発言。おお名言じゃないか。だから、最近、新訳…

留守居番

早朝、あたふたと母娘は羽田経由で台湾へ出かけた。例によってぼくと猫は留守番。つーか、3連休は夜間時給仕事。笙野頼子と同じ病気の妻。頼んだぞ、娘。旧聞に属するが、フランス映画社倒産。それと、外国文学が読まれないのはつながっているような気がする…

ブエノスイアレスの冬

爪を立てられた生傷よりも、別れた心の傷の方が痛い。ピアソラの音色を耳にするたび、パブロフの犬のようにきみのことを、きみのしなやかな肢体を思い出す。すべすべした内股、やわらかな叢、薄桃色の乳輪。別れを告げられた時、細くて長い首を絞めて、死の…

バケネコ、ボケネコ

わが家のネコは、人間年齢に換算したらぼくより年上。小さい頃は、人見知りで、ほとんど鳴かなかったのに。年齢を経る度に、にぎやかになってきた。巣鴨のとげぬき地蔵界隈にいるおばさまたちが、ネコだったら、さぞかし、にゃあにゃあ、かしましいんだろう…

一応、進む

さて、原稿は予定より少し遅れて進んでいる。関係者各位、安心めされい。『スターリン 「非道の独裁者」の実像』横手慎二著が、なかなか読み進めない。スターリンは、ペンネームで「鋼鉄の人」とかいう意味らしい。日本語にしたら、鋼鉄太郎。はがねくろたろ…

くっついて

言葉と歩く日記 (岩波新書)作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/12/21メディア: 新書この商品を含むブログ (19件) を見る 昨日の夕方、渋谷ヒカリエ前が人だかり。クリスマスツリーのイベントで誰か来ているんだ。それらしき女性が立って…

三行半はGメールで

母の遺産―新聞小説作者: 水村美苗出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/03メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 52回この商品を含むブログ (27件) を見る 仕事は重なるというのは、マーフィーの法則か。『母の遺産 新聞小説』水村美苗著を読んだ。しば…

凍土と草原

シベリア抑留とは何だったのか―詩人・石原吉郎のみちのり (岩波ジュニア新書)作者: 畑谷史代出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/03/19メディア: 新書購入: 3人 クリック: 55回この商品を含むブログ (21件) を見る 『シベリア抑留とは何だったのか』畑谷…

見覚えがある

人格の精神分析学的研究作者: フェアベーン,W.Ronald D. Fairbairn,山口泰司出版社/メーカー: 文化書房博文社発売日: 2003/03メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 半蔵門へ打ち合わせに行く。見覚えがあるビル。やはり、そうだ。かつてそのフロアに…

コーヒーもう一杯

洋食屋から歩いて5分作者: 片岡義男出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 2012/07/30メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (14件) を見る 『洋食屋から歩いて5分』片岡義男著を読む。食にまつわる短篇集。シズル感あふれる文章は、食欲、飲欲?…

ノーカット版原稿

大学から同窓会会報が届いていた。依頼文字数は800W。寄稿した原稿のノーカット版を、本日のエントリーに変えさせていただく。 後から効いてくるもの。親の小言と冷酒と哲学。 まずは、一節。 ♪ 学校出てから30余年今じゃしがないコピーライターあちらこちら…

うまいうますぎる

てんやわんや (ちくま文庫)作者: 獅子文六出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/04/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る って埼玉銘菓十万石饅頭のコピーじゃなくって。獅子文六の『てんやわんや』。読もう読もうと思っていたが、いざ読み…