泥縄

図書館に予約しておいた『『ボヴァリー夫人論』』蓮實重彦著を読み出す。
延長不可なので、この大著、読み通せるかどうか。
作者の文章を読むのも久しぶり。
おおこれ!これ!と、その文体の懐かしさを感じてしまう。
安原顯副編集長時代の文字で分厚かった『マリ・クレール』とか。
待てよ。『ボヴァリー夫人』って読んだか。
んと最後までは読まなかったような。
泥縄で山田爵訳版『ボヴァリー夫人』を入手。併読することにする。
こちらは文庫なので移動中にも読める。
山田爵は作者の恩師だそうで、名訳だそうで。
その粋っぷりは、同じく教え子で翻訳家のエッセイで読んだことがある。
誰だっけ、失念。
何たって祖父が森鴎外、生母が森茉莉だものなあ。

昨晩、妹からメールが来る。
父の検査の結果だった。
ある程度は、覚悟していたが、
現実となってそびえ立つとは。
東京も寒いが、東北はもっと寒い。

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