2014-01-01から1年間の記事一覧

沈黙するためのことば

望郷と海 (始まりの本)作者: 石原吉郎,岡真理(解説)出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/06/09メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回この商品を含むブログ (11件) を見る 『望郷と海』石原吉郎著の感想メモ。 「「…人々は文字どおり自分を喜…

日曜日の贈り物

望郷と海 (始まりの本)作者: 石原吉郎,岡真理(解説)出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/06/09メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る 誕生日のプレゼントは、パティスリーナオキのケーキとニッカウイスキ…

カバー曲候補

『黄昏のビギン』が、続々カバーされている。じゃ次は、なんじゃらほいと選んでみる。 ペギー葉山も捨てがたい。 はた照夫が、オリジナルなんだけど。 沢“プレイガール”たまきが、オリジナルだけど。『望郷と海』石原吉郎著を読んでいる。日本版『夜と霧』。…

まとめ中

カラマーゾフの妹 (講談社文庫)作者: 高野史緒出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/08/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 某季刊PR誌の連載コラム最終話、ゆるゆるとまとめ中。次も執筆依頼されますように。って、ネタ、考えなきゃ。妻の…

時かけ時こえ

創業社長だった父親が急死して海外留学中だった娘が、二代目社長となる。それをよく思わない先代の番頭たちと娘が連れてきた経営コンサルとの対立。行きつけのフィリピンパブの飲み代を経費にするなど、明るみになるどんぶり勘定の経営。バランシシートが読…

ポストイットだらけ

臨床哲学の知 ~臨床としての精神病理学のために作者: 木村敏,今野哲男(聞き手)出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2008/10/02メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (10件) を見る 昨日、再開となった新宿御苑のそばまで行く。所…

短編を七つ、書いた順に読む

短編を七つ、書いた順作者: 片岡義男出版社/メーカー: 幻戯書房発売日: 2014/04/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るしばし、ご寒暖を。うれしくなーい。『短編を七つ、書いた順』片岡義男著を読む。コーヒー、街、出会い、再会。この4つの…

石原吉郎詩集を読む

石原吉郎詩集 (現代詩文庫 第 1期26)作者: 石原吉郎出版社/メーカー: 思潮社発売日: 1969/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (7件) を見る もうはかないと思って洗濯した半ズボンを出して、自転車でコーヒー豆やソーダ水、紙パ…

精神医学から臨床哲学へ

精神医学から臨床哲学へ (シリーズ「自伝」my life my world)作者: 木村敏出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2010/04/20メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る 歩いて帰った翌日は、案の定、へばり気味。銀座で…

歩いて帰ろう

昨夜、副業先から帰ろうとすると、妻からメール。田園都市線、人身事故で止まっている。慣れなのだろうか、駅は人だかり。バスターミナルは、もっと人だかり。うねうね長蛇の列。3.11、台風による強風、人身事故。淡々としていながらも、スマホをにらんでい…

どっち

朝、路地ですれ違った女子、就労女子だと思うが、トーストを手にしていた。8枚切りの1枚の半分くらいの大きさ。クリーム系の上にブルーベリージャムが塗ってあった。漫画やCMで出て来るトーストをくわえて走る女子高生には、まだお目にかかっていないが。ラ…

『ドゥルーズと狂気』-2

ドゥルーズと狂気 (河出ブックス)作者: 小泉義之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/07/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 『ドゥルーズと狂気』小泉義之著を読む。まとまりのないメモ、2回目。 資本主義は 「脱領土化・(再)領…

『ドゥルーズと狂気』-1

ドゥルーズと狂気 (河出ブックス)作者: 小泉義之出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/07/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る オードリーの若林やふかわりょうなどテレビではいじられ、いじめられっ子キャラ、マキタスポーツ、言う…

ピースを埋める

満蒙 日露中の「最前線」 (講談社選書メチエ)作者: 麻田雅文出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/08/12メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る 本や新聞、雑誌、テレビなどで気づきを与えられることを目からウロコなどという。…

満蒙羊肉館

ノモンハン事件から満蒙に興味をもって『満蒙』麻田雅文著を読んでいる。満蒙羊肉館。渋谷と池尻の路地奥にある隠れ家的店。更地にゲルが設営されている。期間限定のオープンらしい。本格的なジンギスカンと馬乳酒が飲める店。たぶんモンゴルの人らしい朝青…

球数は多くなる

造反有理 精神医療現代史へ作者: 立岩真也出版社/メーカー: 青土社発売日: 2013/11/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る 原稿が書けなくなった夢を見た。鋭さと速さは、衰えたかも。あ、野球のピッチャーと同じか。遅い直球を、ごまかして…

珍しく留守電が

携帯電話に珍しく留守電が入っていた。仕事の打診。まずは見積競合だそうで、おまかせすることにする。決まれば、楽しそうな仕事。で、夕方、首を長くして待っていた資料と元原稿がメールで来る。いわゆるペイドパブの仕事。土日作業。ゆえに、昨晩来た急な…

軍歌とエンタメ

日本の軍歌 国民的音楽の歴史 (幻冬舎新書)作者: 辻田真佐憲出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/07/30メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る 『日本の軍歌』辻田真佐憲著を読んだ。なんだかこのところ、戦争まわりのエントリーが多いが、別段…

ホモポリティクス

ええ、政治ですが、それが何か?――自分のアタマで考える政治学入門作者: 岡田憲治出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2014/05/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る ホイジンガは、人間は遊戯する人、ホモルーデンスと定義した。あるいは作る…

テーブルの上のギルモア博士

昨夜、変えるとテーブルに上に、けったいなものが。ゴーヤのアルビノかと思ったら、白ゴーヤだとか。妻の友人家で栽培しているものを送ってきたそうな。つやつやした乳白色、立派なフォルム。いぼいぼまでついていて。『サイボーグ009』のギルモア博士の立派…

翻訳、お試しかっ!

翻訳問答 日本語と英語行ったり来たり作者: 片岡義男,鴻巣友季子出版社/メーカー: 左右社発売日: 2014/07/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (13件) を見る 資料を待ちの日。大学の同窓会会報に載せる800字のエッセイを送稿する。だら…

猫と留守番

ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書)作者: 田中克彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/06/19メディア: 新書購入: 5人 クリック: 52回この商品を含むブログ (38件) を見る 3連休は猫と留守番。炊事、洗濯、掃除の合間に、読書、猫へご飯、遊ぶ。…

リベラルはつらいよ

朝日新聞の誤報と謝罪。東京スポーツなら、目くじらたてられないのに。リベラルやサヨクとかが、生きづらい時代って、どうなんだろ。ネット炎上がリアル炎上。ああ、キナくさい。話はがらっと変わって。 今日、渋谷でカジヒデキ似の半ズボン青年を見かけた。…

小さな町にて

『小さな町にて』野呂邦暢随筆コレクション2を読了。「単行本未収録作品」も多数載っている。ミュージシャンなら未発表音源かな。違うか。忘れていた高校・大学時代のことなども思い出させてくれた。この至福のひと時を味わえるのは、ひとえに野呂ファンの女…

たられば

『ノモンハン1939』スチュアート・D・ゴールドマン著を読む。 きっかけは、録画しといたEテレ『戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 2014年度「知の巨人たち」第4回 司馬遼太郎』を見たから。副題が「第二次世界大戦の知られざる始点」。ノ…

土曜と動揺

土曜日、雨が降る前に、意を決して庭の伸び放題のシュロとクチナシを剪定する。デング熱は勘弁と蚊取り線香をつけて、長袖・長ズボン。剪定バサミ、ノコギリで遠慮なく切る、切る。シザーハンズだぜ。で、切ったものを片付ける。45リットルのゴミ袋3袋。汗だ…

五月雨式に

荷風の永代橋作者: 草森紳一出版社/メーカー: 青土社発売日: 2004/12メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (11件) を見る 『荷風の永代橋』草森紳一著を読む。以下、五月雨式に感想。こんなに厚いとは知らなくて、非力なぼくが、電車で読む…

「黄昏のビギン」史

「黄昏のビギン」の物語: 奇跡のジャパニーズ・スタンダードはいかにして生まれたか (小学館新書)作者: 佐藤剛出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/06/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 『「黄昏のビギン」の物語』佐藤剛著を読む。前…

気分を出してもう一度

「おかまの恐竜モンティパイソン」と、亡き今野雄二のやさしい口調をまねながら、「モンティ・パイソン 復活ライブ!」。 舞台の合間に名作コントが映像で紹介される。んで、「このぉ、ちょんちょん!」もあって、うれしかったが、やはり、吹き替え版で、広…

たわしの亀 あまりもの

記憶に残っていること (新潮クレスト・ブックス 短篇小説ベスト・コレクション)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (27件) を見る 数日前、夕方の渋谷、ビックカメラ前あた…