『脳のなかの幽霊』V.S.ラマチャンドラン サンドラ・ブレイクスリー著を読む。
幻肢から人の意識、脳の働きに踏み込んでいくのだが、ユーモアを交えたあたりがいい感じ。
茂木健一郎ファンならおなじみの「ペンフィールドの脳の中のホムンクルス(小人)」の三次元模型の写真がP.57に掲載されているのだが、ナンセンス漫画家榎本俊二のキャラにソックリで吹き出した。
豆知識。榎本が通っていた映画専門学校の同級生が阿部和重。二人の対談を読んだことがあるけど、どの雑誌だったかは失念してしまった。
「ペンフィールドのホムンクルス(小人)」って大英博物館にいまもあるのかな。ミイラ像しか記憶にないぞ。検索してみたら、あるらしい。でも、画像は発見できなかった。リンクしたかったのに。
ミイラやツタンカーメン像はもういい加減、エジプトに返還したらどうなの。…で、諦めずに探したらあった。
こんなのが「大脳皮質の表面にぶら下がっていたら」と思うと、キモ楽しい。実際は、ぶら下がってはいないんだけど。
ペンフィールドのホムンクルス(小人)は、「顔や舌、親指が異常に大きく、奇妙な形のコビトの図で、大脳の運動野や体性感覚野に体の部位を対応させて描かれている」
要するに人はそれだけ脳の指令により顔や舌、手をよく使っているそうな。だから手先を良く動かすことは脳の活性化になるそうだ。
ちょっと違うけど、ブライアン・W・オールディス の『地球の長い午後』に登場するアミガサダケを連想してしまった。
参考までに、こちらを。