2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

暑気払い

七時間半 (ちくま文庫)作者: 獅子文六出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2015/05/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 暑気払いで『七時間半』獅子文六著を読む。東海道新幹線ができる前、東京-大阪間は、七時間半かかっていた。その特急列車…

君に薔薇薔薇…という感じ

新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)作者: 中井英夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/04/15メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 850回この商品を含むブログ (133件) を見る 新装版 虚無への供物(下) (講談社文庫)作者: 中井英夫出版社/メーカー: 講談…

四十九日法要の五首

四十九日法要 読経と蝉のコラボレーション かんじーざい みんみん ぼーさーつ にいにい墓地へ行く カーウィンドウから見えた レストラン あの時は 杖を突いていた除染 除染と 人機は進む 除染良いか 澄み良いか木の根や 幹 そこここに 蝉の抜け殻 ふと王蟲(…

進化という病

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ作者: 吉川浩満出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2014/10/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (61件) を見る 『理不尽な進化』吉川浩満著を読む。進化と聞くと、ぼくたちは過剰なまでに良いイメー…

代理人

偽詩人の世にも奇妙な栄光作者: 四元康祐出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/03/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 家電(いえでん)が鳴った。最近は、仕事関係はもっぱら携帯電話にかかってくる。大抵は、セールス。リフォームだの、太…

挿画もどき

「そうですか?キリンです」 「ダイオウイカの逆襲」 「ヘッドロック」 ミリンダ 気分を換えて『カステラ』パク・ミンギュ著の挿画もどきを筆ペンで描いてみた。忘れていた。『カステラ』に、ミリンダが出てきた。ヤングは知らないか。コカコーラの無果汁炭…

2015/07/18の五首

恋は生もの 賞味期限1日前の 午後7時に2割引き 午後9時に半額ブラの広告のコンペ 「ほほえムネ」というコピーをつくれども ボツリヌス菌宇宙エレベーター 上へまいります 貧困エレベーター 下へまいります重力 電磁力 強い力 弱い力 長州力 10万馬力プールの…

K-POP文学

カステラ作者: パクミンギュ,ヒョンジェフン,斎藤真理子出版社/メーカー: クレイン発売日: 2014/04/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 暑いと前のエントリーで書いたら、なんだい、今度は暴風雨と湿度の波状攻撃。パンツと靴は濡れるし、…

たのしいレクチャー

進化とは何か:ドーキンス博士の特別講義作者: リチャードドーキンス,吉成真由美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/12/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (7件) を見る 『進化とは何か』リチャード・ドーキンス著を読む。「イギリ…

コクり不足

わが告白作者: 岡井隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/12メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 義兄から御中元が届く。父の葬儀ですっかり忘れていた。いつものように、楽天市場で送料無料のワインセットを贈ることにする…

じぶんのスネアが はっぴいえんど

ミュージックマガジン 2015年 07 月号作者: 高橋 修出版社/メーカー: ミュージックマガジン発売日: 2015/06/20メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る BRUTUS(ブルータス) 2015年 7/15 号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2015/07/01メディ…

トラブル&ブック・トラベル

サイエンス・ブック・トラベル: 世界を見晴らす100冊作者: 山本貴光出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/03/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (9件) を見る 葬儀疲れか、じめじめした天候か、夜中に咳が出て、咽喉が痛くな…

神聖代

神聖代 (定本荒巻義雄メタSF全集 第 6巻)作者: 荒巻義雄,巽孝之,三浦祐嗣出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2015/03/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 『神聖代』荒巻義雄著を読む。本作はボッスの『快楽の園』やエッシャーにインスパイア…

7月3日の五首

戒名に問われる 僧侶のネーミングセンス お布施に応じて 松竹梅亡くなってから 叙勲候補にという電話あり あの世は 今でも圏外なのかふと見れば幼子のいない通夜 葬儀 ノンアルコールビールで献杯骨壺から 溢れる骨 肉体→肉→骨となれど プシュケーは我らが胸…

喪主もピアノが弾けたなら

先週末、父が突然亡くなって帰省。名ばかり喪主として、2泊3日で通夜・葬儀を行った。最後まで律儀だった父の遺言にそって進行した。ごく内輪、身内での葬儀ゆえ、友人関係には知らせなかったので、ここで一方的に報告。お悔みコメント等も不要です。見事な…