- 作者: 岡井隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/12
- メディア: 単行本
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義兄から御中元が届く。
父の葬儀ですっかり忘れていた。
いつものように、楽天市場で送料無料のワインセットを
贈ることにする。
何度注文しても使いづらい。わかりづらい。
下欄にあるメルマガのチェックを外さないと、
大量にメルマガがくるというやり口も
姑息つーか、セコい。
『わが告白――コンフェシオン-』岡井隆著を読んだ。
現代短歌のトップの一人で
皇室御用達歌人の、恋の遍歴と失踪について述べたもの。
えっ、そんなラテン系だったの。
医師の職を投げ出して女性と出奔するなんて、
かっこいいじゃん。
どこまで赤裸々、どこまで『家宅の人』っぽく
コクっているのかと、下世話な好奇心をフルスルットルにして
読んだが、期待は裏切られた。
ただ現在暮らしている30数歳年下の女性との住まいを
安寧の地にしていることはわかるが。
これは、これで一種ののろけ話、嫁自慢のようで。
短歌は当然すごいし、それに関する評論の類も筆先が鋭いのに、
この本は、奥歯にものが挟まっているようで。
版画家で作家だった池田満寿夫をふと思い出した。