あわただしく

世界一周恐怖航海記

世界一周恐怖航海記

3連休前の金曜日は、予想以上にあわただしく、
エントリーする余裕もなし。


で、今日は、毎年恒例の、といっても3回目だけど、
武田シンポジウム2007
聴きに東京大学武田先端知ビルへ。
行くのどうしようかと思ったけど、行ってよかった。
大いに刺激になった。いずれそのレポートをここで紹介するつもり。


根津までの行き帰りに『世界一周恐怖航海記』車谷長吉著を読む。
先日、義姉がピースボートで90日間世界一周船旅に行ったと書いたら、
ichikinさんが、この本を教えてくれた。
そういえば、世界一周船旅に出かけたことは知っていたけど、ピースボートだったとは。
嫁はんと知り合いの姉御肌の女性との3人旅。
嫁はんは、なんたって上げ膳・下げ膳だから心底エンジョイしている。
一方、小説家は、グチグチグダクダのオンパレード。
書斎が船室になったとて、毒を吐く姿勢は変わらないようで。
全編ぼやき漫談のごとし。ファンにはたまらない。
作者は自分に厳しい分、他人にも厳しい。
人生はよく旅にたとえられるが、ともかく、暇を持て余すのか、
過去の旅を振り返り、かなり大胆に心情を吐露している。
ともかく、女性が積極的みたいで。
やはり女子大生もいることはいるが、妙齢の女性が圧倒的に多いようだ。
うーんと、飯はそこそこうまいようだ。


作者が最初に就職した日本橋の広告会社とは、かつておつきあいがあった。
そうそうフリーになって間もないバブルの頃だ。
リクルート向けの企業ビデオの構成や台本書きをしていた。
担当者は好々爺といった感じの人だった。
新潟方面へプレゼンへ行った帰りの新幹線内で酒盛りがはじまり、
ぼくに缶ビールと乾き物を買ってくれた。


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