タイムマシンにお願い

マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)

マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)

昨日送った原稿はいまのところ、直しはないようだ。
ま、カンプ用だし。といっても、そのまま本チャン用に
なるので、手なんて抜けない。
請求書二通作成。ありがとうございます。
新規営業と新規企画。
うまくいかなかったら、そんときはそんときだ。


昼食は、残りのカレーに粗く切った油揚げと
ありものの野菜を加えてカレーの入っていたタッパーウェアに
麺つゆと水を入れおタマでこそぎ取る。
コショウやラー油を適宜入れてひと煮立ちさせる。
あとは、玉うどんを入れれば、熱々うまうまのカレーうどん。


うまうまだったのは『マイナス・ゼロ』広瀬正著。
タイムマシンで、東京オリンピック前の東京から戦前の東京へ。
ウワサには聞いていたけど、やるもんだ。
よくできている、ストーリーが。
それから綿密な時代考証も。貨幣価値とか。
戦前で厄介になる家は棟梁の家で、そのせいかチャキチャキの江戸弁。
落語のようで、こういういわゆる下町言葉も絶滅寸前なんだろうね。
と、小林信彦ファンなら思うわけ。
タイムマシンもレトロでアナログなデザインで
わくわくしてしまう。
好きなんだ、タイムマシンものと再確認。
過去の自分と現在の自分との無理のない帰結も見事といってしまおう。
トリスのアンクルトリスのモノクロTVCMに通じるモダンさ。
年末・年始はひょっとしたら広瀬正祭りになるかも。


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