- 作者: 大原ケイ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/09/09
- メディア: 新書
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娘の韓国修学旅行は、高校のWebによると、順調。
一部コースを変更して予定通り進むとのこと。
PTAのメーリングリストには、妻のメールアドレスが登録してあるので、
そっちに何か届いているかもしれない。
『電子書籍大国アメリカ』大原ケイ著を読む。
なかなかさばさばした文章でアメリカでの電子書籍の過去-現在-未来など
を書いている。
○アメリカの電子書籍の普及には女性向けのハーレクインスロマンのような
恋愛小説、男性向けにはSFが貢献したそうな。
○日本の熱しやすく冷めやすい国民性を揶揄しながら、
アメリカは本も電子書籍もソフトとして棲み分けしていると。
○iPhone、iPadなどアップルの電子書籍(ビューワー)についてひとくさり。
「残念ながらスティ−ブ・ジョブズがさらにわかっていないのは、
本とは、自由に思想を伝え合うためのメディアだということだ」
なるへそ。
○日本の電子書籍の現状にもこうきっぱりと。
「「守るべき日本の出版文化」などというものは、実のところは自分たちの既得利権にほかならない。長引く出版不況を、版元、取次、印刷会社、書店が痛み分けで堪え忍んできたのに、ここにきて外国勢の電子書籍のせいで自分たちだけが中抜きされるのはイヤだ、というところだろう。守るといいながら、競合社同士で談合し、自分たちに都合のいい規格を押しつけるのは著者も読者もないがしろにする行為だ」
○あとがきで「本は死なない」し、「日本語も滅びない」とも述べている。
そう、そうなんだよな。よーく考えると、そうなんだ。
ぼく自身も日々Webやブログなど液晶越しに相当量の文字を読んでいる。
紙の本も読むが、ひょっとすると、PCで読む方が多いかもしれない。
とすると、とっくにカタチは違えど電子書籍を読んでいるのかも。