たった6人を辿れば、世界中の人と知り合いだ

 

 


『複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線 』マーク・ブキャナン著を読む。

 

数字的にはたった6人を辿れば、世界中の人と知り合いだという狭い世界、「スモールネットワーク」の話。

 

「ネットワーク科学」の理論は、万能薬のようにいろんな事象に効くとか。そして「ネットワークには隠れた規則性が宿ってい」る、そのことを解き明かしている。

 

興味深かったのが、「モジュールの集合体である」「脳がスモールネットワークになっている」ということ。

 

「脳全体で見た場合、脳のさまざまな機能部位をネットワークのノード(結節点)と考えれば、脳はこうした「局所的」な連絡によって、全体がつながった一つのまとまりになっている」であるから、脳は瞬時にして膨大な情報量を扱えるそうだ。

 

インターネットとて「「べき乗則」のパターンになっている」そうだ。とてもとてもわかりやすく説明なんかできないので、こちらを参照あれ。

 

 

ja.wikipedia.org

 

 

さらに、この「べき乗則」のパターンは、「あらゆる河川に見られる」とか、いろいろ応用が利くらしい。一時期流行った「ロングテール」も含まれるそうだ。

 

さて、ネットワークを「縁」と置き換えるとまったく別物に思えるのが言葉のマジック。タテ軸が血縁でヨコ軸が地縁・学縁・職縁などの社会縁。で、snsなどのネット縁もか。その中で生かされているきみとぼく。

 

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