「リバタリアニズム」と「リベラル」って、どう違うんだろう

 

 

昨今気になる言葉のひとつが「リバタリアニズム」であって、『自由はどこまで可能か リバタリアニズム入門』森村進著を読む。

 

読んだけど、よくわからない。こんがらがっている。いちばんインパクトがあったのが、P.14の図なのでpowerpointで複製して貼りつけてみた。最初、ポジショニングマップなんだなと思ってそれっぽく作成して本を読み進めたら、そんなにきっかりとマッピングされないそうだ、リバタリアニズムは。

 

リバタリアニズムは経済的なものも精神的なものも含めて個人の自由をすべて尊重するという点で、左翼とも右翼とも違って、首尾一貫した立場であり、『左翼―右翼』の線上のどこにも位置しないのである」

 

てっきりぼくは「リベラル」と「保守派」の双方に跨るものだと思った。新サヨクと新ウヨクがなぜかシンパシーを感じるみたいに。ベクトルが違うというよりも次元が違うようだ。便宜上、ここに置いておくと、わかりやすくなるかなと、それくらいのものらしい。

 

リバタリアニズムが理想とする国家は民族との結びつきを重視しないコスモポリタンなものであって、その点では、近代的な国民[民族]国家(ネーション・ステイト)よりもむしろ、多様な民族と文化を共存させて通商と交流を可能にしていた前近代的な帝国-略-に近い」
「いかなる政治的決定も個人の基本的自由を侵害できないという点で、純粋に自由主義的な国家である」

 

チョー個人主義帝国連合とボーソー族みたいなものが最終形にあると。メタ国家とでもいうべきか。


「みんな自活しようぜ!年金も個人で貯めようぜ!政府なんて国なんてダセエじゃん!じぶん上等!」となるとアナーキズムとはどう違うんだろう。


 リバタリアニズム - Wikipedia 参照

 

ポジショニングマップは、商品開発、ネーミングや販促企画を立案するときに作成する。特に複数人数のときは、たくさんのアイデアの交通整理や分類をするのにとても便利。どこが厚くて、どこが薄いかが図でわかる。

 

混んでいるところは、みんなが考えつくところ(ボリュームゾーンレッドオーシャン)で、そうでないところはほんとうにダメなのか、あるいは見えていないところ(ブルーオーシャン)なのか。

 

 

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