かつて芥川は欧米のゴーストストーリーのアンソロジーを8巻出版した。
何せゴーストストーリー・オタクだったから。
今なら文学コミケでポーなんかのファンジンを出しているかも。
「旧制高校の英語副読本」ゆえ英文のまま。
そこから「20の短編」を選び、翻訳した。
オールスターとも言える訳者陣。初訳も多い。
期待しつつ読んだが、いやはや。
芥川と英文学って結びつかないが、英語にも堪能だったとか。
文学の情報量やスピードは圧倒的に少なく、遅かったが、
英語など外国語に精通した作家は、
原書を読んでヒントを得たり、刺激を受けたり。
英語など外国語に精通した作家は、
原書を読んでヒントを得たり、刺激を受けたり。
芥川の翻訳も掲載されている。
翻訳なんだけど、読んでいるうちに芥川の小説に思えてくる。
翻訳なんだけど、読んでいるうちに芥川の小説に思えてくる。
ぼくが好きなのは。
『追い剥ぎ』
ダンセイニ卿著 岸本佐知子訳
繰り返される「風がびょうびょう吹いていた」の一文にはまった。
ダンセイニ卿著 岸本佐知子訳
繰り返される「風がびょうびょう吹いていた」の一文にはまった。
ほんとに寒さを感じる。
『大都会で』
ベンジャミン・ローゼンブラッド著 畔柳和代著
掌編。樹村みのりを思い出させる。
ベンジャミン・ローゼンブラッド著 畔柳和代著
掌編。樹村みのりを思い出させる。