頭脳明晰 品行不方正

犯罪心理捜査官セバスチャン 上 (創元推理文庫)

犯罪心理捜査官セバスチャン 上 (創元推理文庫)


犯罪心理捜査官セバスチャン 下 (創元推理文庫)

犯罪心理捜査官セバスチャン 下 (創元推理文庫)


猫のエサ皿、水飲み、トイレがある。
鍵を開けると階段を駆け下りてくるような。
明け方、足をのばすとパンチされるような。
でも、いない。

『犯罪心理捜査官セバスチャン』M・ヨート  H・ローセンフェルト共著を読む。
忘れていた頃に読む北欧ミステリ。
お国はスウェーデン
猟奇的な殺され方をした少年。
犯人候補はあがるが、決定的な証拠も出ずに
事件は暗礁に乗り上げる
「国家刑事警察 殺人捜査特別班」は、困った挙句、
昔の名声頼りでセバスチャンに依頼する。
家族に起きた事件をきっかけに
ちょい悪身勝手野郎に成り下がった彼。
捲土重来とばかりに登場。
鋭いプロファイリングとゲスな行動。
真逆なものが共存する。

まさかあの人が。いかに読み手を最後まで騙しとおせるかは、
作者の力量にかかっているわけだが、
上下巻、一気に読ませるんだから、それはOKだろう。
「国家刑事警察 殺人捜査特別班」の面々とセバスチャンの単独プレイ。
セバスチャンの冴えた読みと冴えない行為。
自虐的ユーモアは好み。

セバスチャンの母親が亡くなり、
生家へ戻る。
複雑な思いはあるが、すぐに売り払おうとする。
「殺された少年」は、セバスチャンの学校の後輩でもあった。
絡んだ伏線がほどけて帰結する。着地はぴたっ!

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