危機一髪、ファイト一発

三秒間の死角 上 (角川文庫)

三秒間の死角 上 (角川文庫)

三秒間の死角 下 (角川文庫)

三秒間の死角 下 (角川文庫)


生暖かい日。生温い日。
記事の続きを書く。
コラムネタ探しは、そのあとから。

『三秒間の死角』アンデシュ・ルースルンド
ベリエ・ヘルストレム著を読む。
まだまだ続く北欧ミステリー祭り。
潜入捜査員、パウラ(偽名)。
ポーランド出身で犯罪歴あり。
いまは警察の手先となって刑務所に潜り込んで
ポーランドの麻薬組織を探り、叩き潰す命を受ける。
潜入捜査員でありことも過去のことも妻には秘密。
綿密な計画と周到な準備。
刻々と淡々とパウラの行動や考えをハードボイルドチックに描写する。
警察もタテ割り組織なのか。
パウラのミッションを知らず、本物のヤバいヤツと思う。
で、命令を出していた政府のエライさんは、
真相がバレる前に、彼をこっそり処分することを決める。
トカゲのしっぽ切り。
どこでも官僚の考えることはおんなじ。

パウラは目端の利く男だから
犬死はしたくないと
先を見越して計画を練っておく。
殺られるか、殺るのか。
まさに『三秒間の死角』をつく。
途中からハラハラドキドキがノンストップ。
男くさい小説。
ピカイチは、ストックホルム市警、
エーヴェルト・グレーンス警部。
機動警察パトレイバー後藤隊長の次に好きなキャラかも。

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