- 作者: 高木彬光
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/10/12
- メディア: 文庫
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昨日は10月末に予定していたが、生憎の台風で延期した母の3回忌。
しかし、また好天気とはほど遠く。
寺での法要、ごく内々での会食、墓参りを雨の止み間に行う。
ま、葬儀も1周忌も雨だったしな。
雨女だっだのか、意外なことに母は。
身内が除染の仕事を引き受けているので、その話を聞く。
やはり1次情報は、新聞などに書かれていないことなので
興味深い。
ともかく早期に中間処理施設を線量が高くて
帰還困難な地区につくるしかないだろ。
代償は、何らかしらの経済特区とかという話。
ハードランディングができないこの国、
決断力のあるというか胆力のある政治家の英断一つだ。
行きの新幹線と帰りの高速バスで『刺青殺人事件 新装版』高木彬光著を読む。
「処女作を大幅改稿、増量」。
なるほど、『初稿・刺青殺人事件』とは、小説自体の完成度が高くなっている。
当然かもしれないが。
でも、『初稿・刺青殺人事件』の行間にほとばしる作者の意気込みや熱も
捨てがたい。
読み終えてバスの窓から外を眺めると、
ぼおっとライトアップされたスカイツリーが目に入ってきた。