気がつくと

 

半七捕物帳〈5〉 (光文社時代小説文庫)

半七捕物帳〈5〉 (光文社時代小説文庫)

 

 

 
気がつくと主に岡本綺堂とK-文学ばっか読んでいる。
気がつくと強炭酸水ばっか飲んでいる。
参考までに、K-文学についての記事のリンクを紹介する。
 
「K文学」が日本で続々出版 韓流定着、新たな市場注目
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180911/mcb1809110500004-n1.htm
サンケイなのにニュートラルな記事。流通向けだからか。
 
韓国文学、いま日本で熱い 「モンスーン」のピョン・ヘヨンさん、邦訳3冊目
https://www.asahi.com/articles/DA3S14174048.html
ツィートを見ると、反韓の人は反朝日の人なのか。

日韓不和なのに空前の「韓国文学ブーム」のなぜ
https://toyokeizai.net/articles/-/301306
これはアクセス増ねらいの釣りタイトル。うまいけど好きじゃない。

ぼくのようなオッサンでも続けて読ませる韓国文学の面白さはなんだろう。
人間のいいところ、悪いところにとことん向き合っていることだと思う。
辛口。ジュンパ・ラヒリアリス・マンローあたりに通じる世界観(オザキはつかない)。
幸田文永井龍男とかも。個人的意見。
成瀬巳喜男の映画を見るように読んでいる。
個人的にはパク・ミンギュの新作が読みたい。
 
『半七捕物帳5 新装版』岡本綺堂著を読んだ。
あと1巻で一巻の終わり。
いつものように気にいった作品を3篇取り上げる。

『唐人飴』
片腕が落ちている事件が連続して起こる。
今度は唐人飴売りの衣装ごと切られた片腕が転がっていた。
飴売りなどのもの売りも明治時代が進むにつれ
時代遅れとなっていたようだ。
 
『幽霊の観世物(みせもの)』
お化け屋敷は昔も今も人気の納涼コンテンツの一つ。
こわがらせるためにいろんな仕掛けを講じるが、
人が扮する幽霊はパフォーマンスなどで人形に勝る。
しかし、そこに、本物の死体が。

『蟹のお角(かく)』
悪女、妖婦、ヴァンプは推理小説に欠かせないキャラクター。
このシリーズにも稀代の悪女が出て来るが、
「蟹のお角(かく)」は、存在感バツグン。
両胸に蟹のほりものがある巾着切り。スリね。
知り合った異人にむりやり全裸の写真を撮られてしまう。
恨み、骨髄…。
 

「その当時のうち神田はこんにちの姿とまったく相違して、
神保町、猿楽町、小川町のあたりはすべて大小の武家屋敷で、
町屋は一軒もなかったのである」

 (『歩兵の髪切り』より引用)

 

ぼくが足繁く通っていたその界隈は
古書店スポーツショップでにぎわっていた。
 
書きますた
オリックス生命 BAKUBAKUヴィレッジ
カイセツ教授のビジネス・コーチング  子育て応用編
第3回 「アクノリッジメント」
https://www.orixlife.co.jp/bbv/kaisetsukyouju/20190905.html