捕物 取り憑かれ

 

半七捕物帳〈6〉 (光文社時代小説文庫)

半七捕物帳〈6〉 (光文社時代小説文庫)

 

 

浜の真砂は尽きるとも世にミステリーの種は尽きまじ

『半七捕物帳6 新装版
岡本綺堂著を読んだ。
 
『白蝶怪』は、短篇というよりも中篇のボリューム。
真冬に白い蝶がひらひら飛んでいる。
「不吉な暗示」だった。そのからくりは?
主人公が半七ではなく「岡っ引きの吉五郎」。
「半七の養父」。養父も腕っききの目明し。
これは半七外伝。いまでいうところのスピンオフ。
手下や女房を主人公にしてもいけるはず。
 
『地蔵は踊る』
「高源寺の縛られ地蔵が踊る」そうで、
それを目撃した人は流行病の「「コロリ」に執り着かれないという」。
都市伝説かもしれないが、大にぎわい。
半信半疑で見に行くとそこに女性の死体があった。
さて、そのつながりは。
 
巻末の『半七捕物帳』全作品リストが役に立つ。
「作品名、事件が起きた年、場所など」
一覧できる。ふり幅に感心する。
 

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半七ファンの宮部みゆき先生に
新作つーか続篇、令和版『半七捕物帳』を書いてもらえないだろうか。
または競作でもよござんす。
次は『なめくじ長屋捕物さわぎ』都筑道夫著あたりかな。
「全11巻」だってよ。
 
書きますた
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