日常という非日常

来たれ、野球部

来たれ、野球部

『来たれ、野球部』鹿島田真希著の感想をば。
ジャケ買いならぬカバー画買いした人は、びっくらこくだろう。
ライトノベルかと思いきや、メンヘラな青春小説。
野球の話は、キャラにバッテリーが出てくるぐらい。
暗いなら暗く、変なら変に徹すればいいのに、どっちつかず。
キャラ立ちはしていることはしているが、
どうもムリして今風に仕立てようとしたあたりが、
若作りの年増のようで。美魔女っていうんだっけ。
作者の魅力は、アナクロな純文学にあるとぼくは思っているんで、
なんか残念だった。


なんとはなしに見た『日常』というNHKEテレで始まったアニメーション。
確かに日常をテーマにしているが、トーンは非日常つーかシュール。
『サザエさん』とは対極的にあるアニメーションだ。
思わず笑ってしまった。
『来たれ、野球部』も、このくらいキャラ立ちしていたり、
シュールだったら、楽しく読めただろう。
NHKアニメワールド「日常」
さすが、オタ娘の好きな京アニ作品。


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