松竹梅

子どもの志望大学が松竹梅と出揃う。
にしても、下手な鉄砲〜のようにも思えるんだけど、
たくさん受ける、当節はこういう風らしい。
受験システムのわかりにくさは、ケータイ料金体系なみ。
受験も冠婚葬祭ビジネスといっしょで
いいなりなのか。
と、ビンボーな親はやっかむ。
全学受験なんてラーメン全部のせみたいだ。
たくさん受験しても入れるのは一校だ。
はるか昔優秀な女子がいて、早稲田、慶応、上智など
受けた大学すべてに合格した。
独禁法イハンだよな、チクショーと、不出来な男子はこっそりつぶやいた、
イヤなことを思い出した。
その数年後には就活でまた何十社も受けるのか。
新社会人になる頃には、消耗しきってしまうのでは。


たまたま出身大学の入学案内があったので、
ぺらぺらめくる。
この手の仕事も以前何校か、したことがある。
大体は似たりよったりのコンテンツだ。
各大学とも新設学部や既存学部のリニューアル、
校舎の建替えからはじまって
タレント教授、おしゃれなカフェスタイルの学食など、
さらに有名キャラクターを起用するなど、
そうそうロケーションの良さを訴えるマンションの物件広告みたいなのもある。
ある大学生が2大学受かったが、一校は多摩の山ん中だったので
渋谷の大学にしたと。
すべては学生獲得、大学生存のためなのだろう。
そのツケは高額な入学金、授業料など保護者、親に回ってくる。
なんか本館、新館、アネックスと拡張し続けた
バブルの頃の老舗温泉旅館に似ている。
運営資金は設備費などに消えてしまうのだろうか。
だとしたらハコモノ行政と同じじゃん。
あ、国立大学もいつの間にか高くなっていたんだねえ。


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