備えあっても

先日、お昼にワカメきつねうどんを食べながら
TVを見ていると、陸前高田で新居に移った2日目に
津波に遭った夫婦を紹介していた。
新居があったという場所は、ガレキの山。
新居にはご主人の両親の部屋もあったそうだ。
ご主人の両親は所在不明。
たんたんと話すが、実際は平静を装っているのだと思うが、
しまいには涙声になってしまって。
番組の絵面的にはバッチグーなのだろうが。


かと思えば、某スポーツクラブ。
地震以降節電でエレベーターやサウナ、ジャグジーを休止していたが、
客(会員)のクレームにより再開をしたそうな。
夏場の停電期間はどうするのだろう。


うまく言えないが、どっちがいいとか悪いとか、
そんなことを言う気は無い。
現実を受け止め、いかに乗り越えていくか。ってことか。
夜の渋谷の駅前は相変わらず薄暗いが、
呑み屋はそこそこ賑わっているようだし、
夜の電車もかなり混み合ってきた。


原発や津波対策の高い堤防など一連のニュースを見ていると、
レンガで家を造っても、『三匹の子豚』なら狼は、それを吹き飛ばせなかったが、
今回はものの見事に吹き飛ばしてしまった。
「備えあっても憂いなし」じゃない。
どーすりゃいいのさ、思案橋。


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