キュレーションの時代

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)


バカボン「パパ、キュレーションって何」
バカボンのパパ「さては佐々木俊尚の『キュレーションの時代』を読んだな」
バカボン「ああーっ!ぼくの部屋に入ったな」
バカボンのパパ「そんなことより、ネットじゃ情報があふれすぎて、どれがほんとにほしいものなのかわからない」
バカボン「クラクラするよね」
バカボンのパパ「いままでは情報をつくって発信することが、エラいとされていたが、それよりも自分の目がねにかなった知りたい情報を、選択することが求められていると」
バカボン「お店でいうと」
バカボン「ユニクロのようなSPA(製販一体型のビジネス・モデル)じゃなくて
ビームスのようなセレクトショップかな。で、セレクトしたものに、その理由というかおすすめポイントを書いておく」
バカボン「CDショップの手書きPOPみたいなもん?」
バカボンのパパ「そうそう、それをネットでやるのだ。Webサイト、ブログ、TwitterSNSなどで」
バカボン「パパ、それって、いわゆる編集じゃん」
バカボンのパパ「そうなのだ。いいぞ、バカボン。この本、読んで賢くなったか。Webのリンク集やRSSはてなアンテナなどの発展形のようなものなのだ」
バカボン「だけどおおもとは、誰かが書いたものなんでしょ」
バカボンのパパ「そうなんだけど、ヘタに要約するよりは、まるまるそのままの方が価値があると考えるようになってきた。肯定、否定を含めて。何を並べるか。そこはその人の考えに基づいた編集術で」
バカボン「そうか、それが「コンテンツ」なんだね。ええと、ひととひとのオンラインの「つながり」が、いよいよコミュニケーションの主流になるって、そうなの」
バカボンのパパ「なれるのだ。ただ、既視感を覚えるのだ。デジャビュ。「変わるぞ」「変わるぞ」って狼少年のように…。ホームページだって、ブログだって、いまの電子書籍だって、あおるだけあおられた、あおられけど、やっぱり、TV見て、新聞や本を読んでいる」
バカボン「あおっているのは、マスコミでしょ」
バカボンのパパ「そうなのだ。作者は相変わらずマスメディアは死に体、みたいなこと言ってるけど、ワシは賛成の反対なのだ。」
バカボン「ええっ?」
バカボンのパパ「ネットの情報セレクトショップができるけど、そこはガセネタばっかかもしれない」
バカボン「例のグルーポンのおせち事件のような」
バカボンのパパ「違うような、そのような。どういえばいいんだろう。マスコミは、ろ過された情報を流す。でも無ろ過の情報をほしがる人もいる」
バカボン「ぼくも、情報キュレーターになれるかな」
バカボンのパパ「なれるのだ。(小声で)「これでeのだ」といえるようになればいいんだが」


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