好きで嫌い。嫌いで好き

バンド臨終図巻

バンド臨終図巻

昨日は恵比寿で打ち合わせ。
春一番が吹いて、花粉症もはじまってしまった。
目、鼻、耳がむずむず。
昼間の暖かさ、暑さとは一転、夕方過ぎから冷えてくる。
ゆるゆると新規の仕事にかかる。


同い年の友人から腰部脊柱管狭窄の手術をするというメールが来る。
ぼくも腰痛持ちだが、なんとか持ちこたえている。
ま、年取りゃガタはくるだろ。


『バンド臨終図巻』
速水健朗円堂都司昭栗原裕一郎・大山くまお・成松哲共著を読む。
もともとは、仕事の資料本で置いといたんだけど、ペンディングになって、
ちらちら読み出したら、最後まで読んでしまった。
クレイジーキャッツからピンクレディー、オアシス、ニルヴァーナまで
解散という同じ俎上にのっていて、ごった煮的な面白さがある。
よく「音楽性の違いによる発展的解散」とかいうが、
実際のところは、どろどろした人間関係、才能への嫉妬、
人気へのジェラシー、あるいはギャラの取り分などさまざま。
主要メンバーの突然死や心身の病などもあるが。
会社、夫婦、家族、親族などの組織にもいえることで、
一種の近親憎悪みたいなもので好きで嫌い。嫌いで好き。
ああややこしや〜、人間ってヤツは。


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