卵が焼けるほど

食のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点

食のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点

久しぶりにジャケットとネクタイで
−腰パンじゃないよ−
短期の新しい仕事の研修を3日間受ける。
覚えることが山のようで、
灰色の脳細胞は卵が焼けるほど。
『食のリスク学』中西準子
『算数宇宙の冒険』川端裕人
を読んだ。


『食のリスク学』、
リスクゼロなんてありえないことを再認識。
たとえば、水道水は消毒(滅菌)のため塩素を使うが、
それが発ガン物質であるといわれるトリハロメタン
原因とされている。ならばと、
「ペルーが水道水の塩素消毒をやめたら、結果、
コレラが蔓延した」と。
この場合、ガンのリスクとコレラのリスクを考えたら、
どちらが高いか明らかだろうと著者はいう。


著者と高橋久仁子の対談もなかなか。
「フードファディズム」という言葉を覚えておこう。

「食べものや栄養が健康や病気へ与える影響を
過大に評価したり信じること」

例えば「砂糖有害説」。
Sweetsの意味はそもそも甘い、だよね。
ところが、そうじゃない、甘みを抑えてて美味しいとか。が、
常套句のいま。
そうかあ。
甘いほうがうまいだろうに。
んで、世にはびこる健康食品をかたっぱしから
やっつける。
流行らせる諸悪の根源はTVだったり、広告だったり。


合間に企画書とネーミング。
ガスファンヒーターを消すと、
猫が催促する。


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