早起きは何ユーロの得

絶対安全文芸批評 (INFAS BOOKS)

絶対安全文芸批評 (INFAS BOOKS)

ちょっと早起きしてサッカー欧州選手権のスペイン×ドイツの決勝戦を後半から見る。
スペインが圧倒していた。ドイツにサッカーをさせない守りの堅さが光っていた。
背丈では負けるが、パスの俊敏性や精度では負けない。
イケメンぶりも勝っていた。
日本のサッカーとは別物のサッカーを堪能する。
さて、早起きは何ユーロの得だろう。


週末の宿題を朝イチに送って、長い原稿をまとめる。
で、新規のページものの構成案にかかる。眠くなる。


アダム・スミス堂目卓生著をまとめる余力がないんで、
週末に一気に読んだ『絶対安全文芸批評』佐々木敦著の短い感想メモでも。
本を読むのが大好きな作者が、音楽評論のスタイルで書いた文芸批評ってとこ。
ともかく文学への造詣の深さ、違うか、アカデミックではないところから
アプローチしているので、何たって読んでいて楽しい。
蜂飼耳を高く評価しているのは、隠れファンとしてさすがと納得。
未読の若い作家が、こんなにもいるんだ。
読んでて辛いよか、楽しい方が息抜きつーか、娯楽になる。
作者の対談相手の一人、豊崎由美シャチョーが鋭いことを述べているので、
−先日のマンガ編集者の在り方にも当てはまる−
引用して結びの辞とさせていただく。

「やっぱり今の文芸誌は育成が下手なんですよ。結論を言うならば、
文芸誌は閉じろ!ハエヌキを育てろ!
異業種に頼りすぎるな!ついでに批評家も大事に育てろ!
小説家と批評家はもっと論争せよ!」


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