ギザヤバす

梅雨入り前に、夏のような陽気が続く。昨日・今日はそんな日。
とりあえずやるべきことは、片づけたので、
たまっていたメルマガなどを、ざっくりとロムする。


『ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダヴナーを読み出す。
売れている本だが、日本語のタイトルが上手で、これで釣られる人も多いだろう。
お堅い経済学の法則や理論は、実は、意外なところにも通用している。
いい悪いは別にして、世の中に起きたさまざまな事象を分析して、検証して、
普遍的な法則へと抽出していくわけだし。

「経済学は突き詰めるとインセンティブの学問だ。つまり、人は自分の欲しいものを
どうやって手に入れるか、特に他の人も同じものが欲しいと思っているときに、
どうするか、それを考えるのが経済学である」

その料理のお手並み、さばき方が、なかなか曲者ぶりを発揮している。


ちょど話題となっている大相撲の統計が出ていて、う〜んとなってしまった。
「本場所千秋楽に7勝7敗の力士が8勝6敗の力士に当たった取組数百番が対象」に
した統計とそれから
「いろいろな相撲部屋の成績を集計してみると、やっぱり同じように
おかしな動きをしている」
八百長とは断定できないが、否定もできない。
そも、相撲はスポーツなのか、フリークスショーなのか(byサルコジ)、格闘技なのか。


すごいと思ったのは、「ルーマニアの共産主義独裁者」チャウシェスクのとった
「中絶禁止」策。
「避妊や性教育も全部禁止」、「女性が何度も妊娠しないでいると、
高い「禁欲税」を払わされた」。
「中絶が禁止されてから1年で、ルーマニアの出生率は2倍になった」そうだ。
いま行われようとしている少子化対策も、程度の違いはあるが、なんだか似ている気がする。
アメとムチのインセンティブ。


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