- 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/12
- メディア: 文庫
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仕方なく花粉症の薬にもう少しお世話になることにする。
おざなりな皮膚科へ行ってから、とりあえず冬物の一部をクリーニングに出す。
平日午前中会員サービスだと30%オフになるので。
安い!とつい思うけど、じゃぱねっとたか○の「金利・手数料は当社が負担します」というのと、
同じ修辞なんだけど、人間は、こういうのに弱いのだ。
何気なくTVの朝のワイドショーをつけていたら、黒川紀章が出ていた。
TV的には、旬というのか、おいしいんだろうねえ。
ドクター中松は、出杉でいまさら鮮度がないしな。
自家用ジェットや船などバブリーな絵柄と
ホラに思えてしまえるような世界的な仕事とまじめなトーク。
平成の岡本太郎にでもなるのだろうか。
コントにするなら、やはりベンガルを起用したいところ。
新規の仕事の準備にゆるゆるとかかる。
資料に使えそうな雑誌のバックナンバーをオンライン注文する。
『ひとりっ子』グレッグ・イーガン著をもう少しで1回目を読み終える。
「2回読むと頭に入るのか」と尋ねられても、返答は避けたいもしくは、ごまかすだろうな。
巻末の奥泉光の解説が解説のお手本のよう。
「フィクションがなんのなぐさめももたらしてくれないなら、
事実のほうはどうだろう?仮に多世界宇宙論が正しいとして、だからどうだ、
ということを確実にわかっている人はいなかった。
物理的に可能なことは文字どおりそのすべてが起こらなくてはならない、
という解釈は誤謬だ」(『ひとりっ子』より)
昨日のエントリーではないが、センス・オブ・ワンダーとかじゃなくて、
もっと深遠で冷徹なヒトの「巨大脳」を行間の端々に感じさせる。
SF小説の鎧をまとった科学哲学書といったような。