教養のシャングリラ

チャットモンチーの『シャングリラ』が耳から離れない。
YoutubeにPVがあったのでリンクする。女の子3人組バンドなんだけど、うめえ。特にベースが。


chatmonchy Shangrila


原稿を朝イチで送り、なかなか読めなかった
富士ゼロックスの企業広報誌「GRAPHICATION」
最新号を読む。特集が「教養の再生 」。

「 「教養」はすでに崩壊したと言われています。しかし、新しい「知」のあり方や
よく生きる術を探る試みは続いています。時代をみきわめ、付和雷同せず、よく生きるためには、
知識ではなく教養に支えられた知恵が必要でしょう。本特集が、万人に開かれた知のあり方としての
教養の再生を考えるよすがとなれば何よりです。 」

巻頭対談が木田元池内紀で「いま教養が必要な理由」つーんで、首肯することばかり。
でもこのご両人だと大学の反体制的人間なんだろうな。
たとえばこんなとこ。

「(池内)−略−権力者が教育をいじる時代はやはりよくない時代ですね。
教養がない政治家ほどすぐに教育を言い出す」


だーれだ?

「(池内)課せられたことを要領よくこなせた人が、いい成績で世の中に出ていく。−略−
いまは論文量資本主義みたいなそういう時代なんですね−略−」
「(木田)それでは教養なんてものは全然身につかないわけです。哲学なんて何の役にも立たない
領域にさえ業績主義、能率主義がはびこってくる。おかしな話ですね」

鶴見俊輔いうところの「一番病」が蔓延しているわけなのか。


あとは、まっ先に読む平井玄の連載など盛りだくさん。毎号骨のある企画と編集で楽しみにしている。
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