- 作者: ラヴクラフト,橋本福夫,大西尹明
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: 文庫
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確定申告の準備をする。
excelでつくった経費フォームを名前をつけて保存。
数字を入れれば、いいが、その前準備。
『怪奇小説傑作集3 英米編3』を読む。
ラブクラフト、20年ぶりぐらいに読む。
平井呈一の名解説より引用。
「ラブクラフトのもっとも大きな業績は、わたくしはやはり、かれが
クトゥルー神話というものを創案したことだと思っています」「これはポオ以降のゴチック・トラディションの上に、さらに
また一つの新しい領域をひらいたものと見てさしつかえないとおもいます。このクトゥルー神話に基づいて、ラブクラフトはしきりとコスミック・ホラーというものを提唱していますが、じつはこのコスミック・ホラーがきっかけになって、今日のSFが誕生したともいえるのであります」
好きだった三作。短い感想をば。
『信号手』チャールズ・ディケンズ
そう、あの文豪。鉄道はホラーネタの宝庫かもしれないが、
さすがのできばえ。
『怪物』アンブローズ・ビアース
冒頭のシーンから引き込まれ、最後まで読ませる。
頭の中に映像が浮かぶのは、良い作品だとするならば、
まさしく、そう。
『シートンのおばさん』ウォルター・デ・ラ・メア
これは妖気120%。出るぞ、出るぞと思わせながら、
出たのか、出ないのか。ティザー(ジラシ)がうまい。
真綿で首を絞められるように世界に入っていく。
被害妄想気味の少年シートンとその財産を管理するおばさん。