憎悪の化石

憎悪の化石 (創元推理文庫)

憎悪の化石 (創元推理文庫)

エアチェックし忘れた『大瀧詠一のアメリカン・ポップス伝 パート4』の再放送を聴く。
カントリー&ウェスタン、ブルース、フォークソングとロックンロール、ロックの系統樹
大学の下手なアメリカ音楽文化講座より、面白くてためになる。
片岡義男の『ぼくはプレスリーが大好き』を併読するとよいかも。


『憎悪の化石』鮎川哲也著を読む。
殺されてもいい人でなしの男が殺された。
そんな悪いヤツゆえ、容疑者がいるわ、いるわ。
でも、みな完璧(と思われる)なアリバイがあった。
刑事たちは、容疑者に会いに歩く、歩く。
男くさいわあ。記事は足で書け。捜査は足でしろ。
営業はメールじゃねえ、会いに行け。
捜査が暗礁に乗り上げた頃、ようやく我らが鬼貫警部の登場。
歌舞伎なら大向うから声がかかる。
アリバイが、ひょんなことから崩れていく。
精緻な「本格ミステリ」。


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