- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/05/17
- メディア: 単行本
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馴れとはすごいもので気温が35度から34度、33度になると
涼しく感じてしまう。
だけど、気力は持続せず、ブログの更新まで持たない。
『「悪」と戦う』高橋源一郎著を読む。
ゲンちゃんはイクメンらしく、ふだん接している二人の息子をモデルに
ポップな小説に仕上げた。ほんとに、「「悪」と戦う」物語。
ぼくも昔、子どもと公園で遊んだり、散歩したりしたことをふと思い出した。
それにしても疾走感のある文章だ。
パラレルワールドも無理なく展開しているし。
本田の無回転フリーキックのように、あちこちブレながら
テンポ良くストーリーが流れる。
最近、漫画はご無沙汰なんで若い漫画家は知らないけど、
文学つーよりも漫画を仮想ライバルにしたかのよう。
望月峯太郎のSFものとか。あるいは初期の大友克洋とか。
途中までが特に素晴らしくて、期待したんだけど、
なんかダレ気味なとこがある。
でも、脂っこくないスティーブン・キングってとこかな。
っていうのは、無責任な物言いかな。