失敗は成功のトモ

失敗学―デザイン工学のパラドクス

失敗学―デザイン工学のパラドクス

インタビュー原稿を3本送稿。
それからお礼のTELを入れる。
終盤部分で思考停止。
他の仕事の下ごしらえをする。
合わせ技で長いのを書いていると、短いのにナンギする。


『失敗学 デザイン工学のパラドックス』ヘンリ・ペトロスキ著を読む。
人間は失敗をしながら、改良やバージョンアップを重ねて成功に導く。
「良いデザインはつねに失敗を計算に入れ、それを最少にするよう努力している」
しかし、「本性に欠陥がある」人間だもの、誤ると。
どおりで、人は成功話が好きなんだ。
よく未完の完成品の代表例でコンピュータやOSなどが引き合いに出されるが、
そればっかじゃなくて大抵のものは、初号機(もしくは器)は、
失敗作だと思った方がいいのかもしれない。
人の本性のバグは100%は取れない。
作者は失敗という光の当たらない、当てたくない部分から失敗を再評価する。
ぼくは、例のテーゼ−アンチテーゼ−ジンテーゼをミーハーチックに
想像したが、無論、完璧なできじゃなく、
止むを得ず使っているものが、案外、少なくないことに気づかされる。


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