続・みなさまの

『NHK問題』武田徹著の読書メモの続き。

○フラット化された社会でのジャーナリズムの役割

「誤配信を導くグーグル」が「信頼されている」
「現在の状況でこそ、ジャーナリズムの出動が不可欠になる」
「通信と放送の融合がとりざたされるほどネット依存が高まった時代」だが、
「ネット世界の外には出られない」
「ネットの「外部」こそ、公共放送が優先的に活躍すべき場所なのだ」

わかりやすくいうと、オンラインじゃなくてオフライン、
オンライン上の真贋つきにくい情報や隠蔽されているもの(事実や真実)を
(生身の)取材により晒すのが、これからのジャーナリズムの役割ではないかと。
作者は、情報弱者の立場からとも述べている。
「IT(インフォメーション・テクノロジー)に抗う」ものとして。


○「支配せず、支配されない」公共性の形成


いってることはわかる。正しいと思う。では、それはどんなものなのか。
「リベラル・アイロニー」と作者はいっているのだが、はてさて。
単なるイデオロギーじゃなくって。
それと公共放送の「みなさま」って
ほんとは、Majorityじゃなくて、Minorityのことなんだ。


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