夏じゃん

 

困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)

困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)

 

 

 

聞かせてよ、ファインマンさん (岩波現代文庫)

聞かせてよ、ファインマンさん (岩波現代文庫)

 

 

 

午前中、銀行作業。
明け方はそうでもなかった日差しが
勢いをつけて差し込む。
キョーレツ、モーレツ、夏じゃん。

 

乾麺のそばと納豆と大根があったので
昼は、おろし納豆そば。夏じゃん。

 

岩波現代文庫ファインマンさんシリーズを読んでいる。
ファインマンさん祭。

 

『困ります、ファインマンさん』R.P.ファインマン大貫昌子訳と
『聞かせてよ、ファインマンさん』R.P.ファインマン大貫昌子・江沢洋訳を読んだ。

 

ファインマンは「スペースシャトル「チャレンジャー号」爆発事故調査委員会」の

メンバーに選ばれてワシントンへ行く。
そこから徹底的に資料を調べたり、関係者に会って
事故の原因を突き止めようとする。
その経緯が『困ります、ファインマンさん』に載っている。
名探偵ファインマンと読んでもいいくらい聞き出し方が絶妙。

 

NASAとのしがらみがない教授は、
NASAのメンツがつぶれようが、納得いくまで調べて報告書をまとめる。
あやうくボツにされそうになったが、なんとか掲載となる。
それが『聞かせてよ、ファインマンさん』に載っている。
スペースシャトル「チャレンジャー号」事故少数派調査報告書」。

 

これはセットで読まなければ意味がない。
訳者も「併読をすすめている」が。

 

「テクノロジーを成功させるためには、広報よりもまず現実を優先すべきである。なぜなら自然を欺くことはできないからである」


結びの一文に教授の科学への思いが現れている。

「少数派」の意見でも取りあげて、『困ります、ファインマンさん』の立花隆の解説によるとネットでも公開されているそうだ。英語だけど。腐ってもアメリカ。


福島第一原子力発電所事故も存命されていたら、
原爆開発経験のある教授に調査をお願いしたかった。


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