愛うえお

愛 (文学の冒険シリーズ)

愛 (文学の冒険シリーズ)

『愛』ウラジーミル・ソローキン著を読む。
『青い脂』の作者の昔の短編集。
リアリズムつーかふだんの小説を読むようにはいかず、
最初はナンギした。
途中から、そのグロテスク、ミニマリズム、暴力性、
ねじれ具合に惹かれる。
大友克洋の漫画をはじめて読んだ時のような。
ルイス・ブニュエルの初期の無声短編映画のような。
ポストモダン文学というよりも
アンチロマンという古色めいた言葉が、ぼくには、しっくりくる。
たぶん、亀山“ドストエフスキー 新訳”郁夫の訳がいいのだろう。
寿限無』の一節を唱える作品があった。
原文は、どう表現してあるのか、気になる。

昨日・今日と打ち合わせ。
この調子でいってほしいものだ。

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