- 作者: 齋藤嘉則
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: 単行本
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以前書いたレビューを見つけたので、アップ。
『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』齋藤嘉則著を読む。
これも当たりの本だった。
ページをめくりながら、
「問題解決のための基本スキル」がきわめて具体的に書かれている。
このように考えることを習慣化すれば、
何もビジネスマンばっかじゃなくて学生、主婦など幅広い層でも有効に使える。
以下メモ。
「<ゼロベース思考> →「既成の枠」を取り外す」
確かにともすると人は「既成」概念にとらわれ、ネガティブになりがち。
すぐに「ムリィ」「ダメ」「できっこない」と楽な方へ逃げ込むが、
なぜムリなのか。ムリじゃないやり方はほんとうにないのか。
思考をリセットしてかかろうと。なかなかできないけど。
「<仮説思考> →常にその時点での結論を持ってアクションを起こす」
「ベストじゃなくてベター」これが肝。ベストな案を待っていると、明日になっちまう。それにベストな案って出るのか。それよか手持ちの中でいちばんいいので動く。
あるある。
「
→モレはないかダブリはないかをチェックする」
これは「ビジネス」で特に力になるスキル。
ここをきちんと検証しないで画期的な新商品で世に送り出しても
不発ってことになるんだろう。
モレやダブリがない市場は、いわゆるブルーオーシャン戦略かな。
「<ロジックツリー→限られた時間の中で広がりと深さを押さえる>」
ブレストやグループインタビューなどで集まったデータ。
単なるメモで残しておくのではなくて、ツリーで
そこから「原因」を探り「解決策」を見出す。
羅列、並列だけでは見えなかったものが、ツリー図で関連づけられると、
あら不思議、見えてくる。
結論があってそれを正当化するために遡るのもあるけど…。
KJ法やマインドマップにも似ている。