本音

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

昨日は18時に五反田方面へ。
ゆうぽうと方面から行けばよかったのか。
地図の読めない男。


『ウェブは馬鹿と暇人のもの』中川淳一郎著を読了。
ネットの現場で体感、痛感したことを、振り返って、
小気味良いくらいに、呆れながら、怒りながら、笑いながら、
本音で書いている。いいぞ、いいぞ。
たとえば、ネットなんていっているが、そのネタはTVと新聞が
大半ではないかと。そのネタに対してああでもない、こうでもないという。
ネットはフラット化された社会だから、
プロもアマも同じ線上に立っている。それは、大きな誤解だと。
編集者でもある作者は、編集者からの原稿の直しの対応力や、
シェアな安定した品質の原稿作成が維持できるのが、プロのライターだと。


なんだか暴言の書みたいな印象をもたれるといけないんで、
きちんと書かれたいいところを紹介。

「ネットだからといって特別視するのではなく、
ふだんの企業活動をキチンとやり、「あ、これはネットに向いているから、
ネットでやってみるか」とそのつど判断するだけでいいのだ。」

「ネットに向いているから」ちゃんと企業も広告会社も
考えているだろうか。

「そして、ネットに対する正しい理解を持ち、「ユーザーはみんな善人で、
企業のことをホメてくれ、販促の後押しをしてくれる」
という性善説に立った考えを捨てることだ」

性悪説大瀧詠一の名言を引用するなら

「失望したくないなら、期待しないことだ」

「もう、ネットに過度な幻想を持つのはもうやめよう。
企業は「ネットで商品が語られまくり、自社ファンが自然に増える」と
考えるのはやめよう。一般の人は「ネットがあれば、私の才能を知り、
私のことを見出してくれる人が増える」と考えるのはやめよう」

ほんとうに才能がある人はネットなどなくても、自然発生してくると。


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