行ってよかった

おじいさんの綴方・河骨・立冬 (講談社文芸文庫)

おじいさんの綴方・河骨・立冬 (講談社文芸文庫)

昨日は午後から『武田シンポジウム209』へ。
嵐のような天候なので一瞬止めようかとかと思ったけど、行ってよかった。
ぼく的には、ためになるシンポジウムだった。メモは、まとまれば、後日に。


一昨日夜は、『TV朝日開局50周年記念・50時間テレビ・今夜だけ!タモリ倶楽部スペシャル』を見る。
はじまった時は、ぼくは独身の会社員で、同僚とほどほどに飲んで
アパートで『タモリ倶楽部』を見ていた。雨も激しいので、当時を偲んで一人酒盛りをする。
当ては、『おじいさんの綴方 河骨 立冬』木山捷平著。
お目当ての『河骨』は、偶然新宿のフルーツパーラーで再会した男女が
終電の中央線を逃して、成り行きで旅に(結果として)出て、温泉宿に投宿する。
さてその結末は…。作者にしては長いもの。
作者は飄々としたユーモアや人生の機微などをとらえて評価されているようだが、
なかなかどうして、モダンな人生喜劇で、粋なんだ。
時代設定を江戸時代にすれば古典落語にもなるし、
欧米に設定を変えればニール・サイモンあたりも真っ青の芝居になるだろう。


参考までにkhipuに載せているぼくのレビュー。
『木山さん、捷平さん』岩阪恵子著


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