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右翼と左翼 (幻冬舎新書)

右翼と左翼 (幻冬舎新書)

毎日新聞で理系白書が再開されていた。いつもながら深い内容。
『一六世紀文化革命』山本義隆著とつながる。
理系白書’07:第2部・科学技術は誰のもの/1 技術者集団「原子力ムラ」


「100万人のキャンドルナイト」の模様を朝のニュースで見る。
やらないよりはやった方がいいんだろうけど、
ロウソク代などもろもろの経費を考えたら、電気点灯2時間の方がコスト的に安いだろうし。
それやるんだったら、某宗教団体が呼びかけている昼食を一食ヌキにしてその代金を
世界の恵まれない子どもたちに寄付した方がよいのでは。と単純に思う。


移動中に『右翼と左翼』浅羽通明著を読む。以下、思いつきメモ。
作者は謙遜して「誰もが書ける」本といっているが、
誰もが(ある程度)わかる本は書けそうで書けない。
通読すると『右翼と左翼』は相対的なものであるということがわかる。
右か、左か、二分法のいかがわしさ。
それと昨今はきわめて気分、エモーショナルな部分で流されるとか。
ネットいなごだけじゃなく、無党派層がリアルいなご(日本語がおかしいが、つーか本もののいなごか)に
急変、豹変したりする。いなごが豹とは、ね。
ぼく自身も、ある時はサヨクっぽくて、ある時はウヨクっぽい風にと日替わり状態だもんなあ。
どちらにも組しない作者は、どちらにも手厳しい。
ポスト・イデオロギーの時代が宗教と民族の時代に逆戻りしてしまうとは。


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