- 作者: 橋爪大三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/17
- メディア: 新書
- 購入: 10人 クリック: 52回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
根が単純なもので天候が不順だと、気持ちまで不順になる。
『はじめての言語ゲーム』橋爪大三郎著を読む。
ヴィトゲンシュタインの一生から、
彼が「言語ゲーム」に辿り着くまでを書き、
さらにプラスアルファと、新書でありながらかなり奥行きのある一冊。
有名な『論理哲学論考』の冒頭の意味が、やっとわかり、
なんだかうるうるしてしまった。ここ。
「1 世界は成立していることがらの相対である。
1.1 世界は事実の総体であり、ものの総体ではない」
何度か読み返しているのに、まったく新鮮、驚きで受け止めて
しまった。
保坂和志や磯崎憲一郎の小説にも通じるものがある。
−続く−
ここでちょっとお知らせ。
MasterCardファイナンシャル・マネージメント対談
丸山和也(弁護士)×原江里菜(プロゴルファー)
毎月更新6回シリーズの1回目がアップされている。
構成&ライティングを担当。