世界は事実の総体である

はじめての言語ゲーム (講談社現代新書)

はじめての言語ゲーム (講談社現代新書)

根が単純なもので天候が不順だと、気持ちまで不順になる。


『はじめての言語ゲーム橋爪大三郎著を読む。
ヴィトゲンシュタインの一生から、
彼が「言語ゲーム」に辿り着くまでを書き、
さらにプラスアルファと、新書でありながらかなり奥行きのある一冊。
有名な『論理哲学論考』の冒頭の意味が、やっとわかり、
なんだかうるうるしてしまった。ここ。

「1   世界は成立していることがらの相対である。 
 1.1  世界は事実の総体であり、ものの総体ではない」

何度か読み返しているのに、まったく新鮮、驚きで受け止めて
しまった。
保坂和志磯崎憲一郎の小説にも通じるものがある。
−続く−


ここでちょっとお知らせ。
MasterCardファイナンシャル・マネージメント対談
丸山和也(弁護士)×原江里菜(プロゴルファー)
毎月更新6回シリーズの1回目がアップされている。
構成&ライティングを担当。


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