- 作者: 湯川豊
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/03/18
- メディア: 文庫
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猪木対アリ戦。わくわくしてテレビを見たら
凡戦、つまんねえと子ども心に思った。
ガチファイトは案外そんなものだ。
PK戦が続くサッカーワールドカップを見てふと思った。
印象に残ったのはフランスの10番の選手。
胸がすくほどの速さ。
ファウルでしか止められない。
『須賀敦子を読む』湯川豊著を読む。
須賀の担当編集者が主な著作を解説しながら
人となりを忍ぶスタイル。
引用もネタバレするほど的確。
わかりやすく丁寧なガイドブック。
つーかアンチョコ、虎の巻。死語だろな。
読んでから読むか。
読む前に読むか。
ぼくは前者の方だが、
須賀の本を何冊か読んでからの方が
よいと思う。
もし須賀敦子を卒論にするならば、
この本だけでも一応書けるぞ。
須賀が病に伏せなかったら小説を書いていたという件は
びっくり。
どんなものを書くつもりだったのだろう。
だってエッセイというが、
小説として読んでいるし。
焼き直しなんかじゃないと思うし。
テーマは「信仰」だとか。