- 作者: P.F.ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/12/12
- メディア: 単行本
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「マネジメント」(中)P.F.ドラッカー著の引用。
「スペシャリストにはマネジメントの人間が必要である。自らの知識と能力を
全体の成果に結びつけることこそ、スペシャリストにとって最大の問題である」
「信用してならないのは、決して間違いを犯したことのない者、失敗したことのない者である。
そのような者は、無難なこと、安全なこと、つまらないことにしか手をつけない」
「人は優れているほど多くの間違いを犯す。優れているほど新しいことを行うからである」
「人の強みより弱みに目のいく者をマネジメントの地位に就けてはならない。
人の得意なことに目が向かない者は、組織の精神を損なう」
「マネジメントたる者は実践家でなければならない。評論家であってはならない」
「真摯さよりも頭のよさを重視する者は、マネジメントの地位に就けてはならない」
「コミュニケーションと情報とは別物である。ただし依存関係にある。
コミュニケーションは知覚の対象であり、情報は論理の対象である」
「データが事象の構造を反映したものになっていないかぎり、マネジメントは知識を欠くだけではない。行動を誤る。なぜならば、仕事の量に応じて資源とエネルギーを使わされるからである」
「職能別組織の長所も欠点も、それが活動中心の組織であるところにある。
職能別組織の各部門のマネジメントは、自らの職能が最も重要と考える。
職人的なスキルや専門的な能力を重視する」
「チーム型組織においては、何事も明晰にすること、目的を明瞭にし、
メンバー全員の役割を明瞭にすることが、リーダーたる者の最大の仕事である」
「連邦分権組織構造は、きわめて明晰かつ経済的である。事業部門それぞれの人間が、自らや自らの属する部門全体の課題を容易に理解することができる」
「しかし連邦分権組織にしても−略−自立した部門の規模があまりに大きくなると、その構成単位たる生産部門などの職能別部門もあまりに大きくなり、その機能を発揮できなくなる」
「擬似分権組織は、事業でないものを事業であるかのように組織する」
「擬似分権組織は、複雑かつ大規模でありながら、製品やサービスが単一である企業に向いている。たとえば鉄道会社や航空会社であり、政府機関である」