風イヤね

インドの時代 豊かさと苦悩の幕開け

インドの時代 豊かさと苦悩の幕開け

風が吹き荒れる中、自転車に乗って近所の大学へ。
午前中に1件取材。学食で昼食をとるが、中にいる女性スタッフが、
みなベテランぞろいで好感をもってしまう。
値段と味は期待通り、いかにも学食の味。
いったん戻って再び取材へ。
毎度のことながら、オフレコの話や本筋に関係ない話が楽しくて。
でも、もう目がボロボロ。


録画しておいた「NHKスペシャルインドの衝撃 」
見ているのだが、関連して『インドの時代』中島岳志著を併読している。
まるで、Nスペのネタ本のような内容。
インドつーと、いまだにヨガやカレー、聖なる濁ったガンジス川で沐浴とかいうイメージしかないんだけど、
中島の本を読むと、そんなステロタイプが払拭される。
作者がいうようにそれは「沢木耕太郎藤原新也」の捉えた、紹介したインドなんだけどね。
なんたってインド人は元々数字に強くて、英国領だったから英語はお手の物とくれば、鬼に金棒。
しかも25歳以下の若者層がごちゃまんといて、頭脳、肉体の労働の別を問わず豊富だし、
消費者としても実に魅力的、いいお客さんなわけで。
Nスペにも本にも出てきたけど、ダイエットに励むインド人なんて想像できたろうか。
中産階級の出現が欧米型ライフスタイルの浸透の原動力になっていると。
Nスペでインドの貧しい村の出身で頭脳明晰な若者が
村民の期待を一心に背負って超難関の理工系大学を受験するシーンが出てくる。
日本の戦前か、「巨人の星」で左門豊作が甲子園で星飛雄馬と対決する場面を思い浮かべた。


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