「オーラの泉」がゴールデンタイムに進出するにあたり、
いろいろネット界隈で議論されている。
先般の「あるある〜」の捏造事件といい、
まあ数字さえ稼げりゃ何でもつくりまっせという制作側にも問題はあるけれど、
見る側にだってまったく問題がないとはいえない。
待てよ、これってイジメはイジメられる側にも問題があるっていうのと同じかな。
セクハラはセクハラされる側にも一因があるっていうのと同じかな。
ちと違うような気がするんだけど。
信じる・信じないは、個人の自由かもしれないが、
ネタとしてみる分には面白いかもしれないが、ネタはネタ、マジになるのは、どうも。
スピリチュアルブームはブームでいいけど、なんか金のニオイがからんで気がして。
いっそのこと「オーラの泉」の後は、「トリック」新シリーズでもやってくれれば拍手喝采。
同じテレビ朝日だしな。
霊能力者に扮したざ・たっちが、幽体離脱の芸を披露すると
天才マジシャン山田奈緒子と物理学者上田次郎がトリックを見破る。
「お前のやったことはつるっとまるっと全部お見通しだ!」
kikulog ゴールデンタイムにオーラやら前世やら、本気ですか?
昨日、西新宿方面での夕方、打ち合わせから戻ってきて、
朝日新聞の夕刊を眺めていると稲葉振一郎の「ブログ解読」が載っており、ふむふむと拝読した。
前半は昨今の大学生の「リポート・卒論」のコピペ盗作問題。
Remixならば、まだ換骨奪胎においてのクリエイティビィティはあるけれども、
こうなってしまうと…。知り合いの大学の先生と、以前、たまたまこの話が出た。
後半はブログブームの背景にあるもので「稚拙なテキスト」が氾濫して、
なおかつ、その「質の低い情報」が、多数ぶくまされたり、ロムされている事実を指摘している。
デジタルのもたらしたフラット化、書くことあるいは表現全般のカラオケ化、確かにWeb2.0なんだけど、
じゃあ「質の高い情報」とは、なんなんだ。アカデミックな教養なのだろうか。
ぼくが個人のWebやブログを読むときは、
情報を得るために読むものもあるし、身辺雑記を楽しみに読むものもあるし、
電波系や世界系、痛い系を読んでは「イヒヒ」と笑うものもある。
メディアはメッセージなんだけど、メッセージはいろいろ。と、いつもながらの「稚拙なテキスト」。