とりとめもなく

遅い鏡開き。お汁粉を昼に食べてから、
先週聞き逃したTOKYOFMの『山下達郎サンデーソングブック』、
大瀧詠一山下達郎の恒例の新春放談part2を聴く。
大瀧詠一の「音楽を飯のタネにしたくなかった」発言は、ある意味、納得できる。
何ごともシュミシュミの域が楽しいようで。
でも、合間にかけられるナイアガラサウンドは懐かしくもあり、新鮮でもあり。
日本のポップスにもようやくスタンダードが生まれたということかなと。


昨日と今日で『ホテル・ルワンダ』を見た。
内乱時のルワンダ、ホテルマンやがて支配人(代行)となった主人公の勇気と機転、現実的な対処と、
たぶん少しのツキで多くの命を救うという実話に基づいた映画。
さしずめ、バーチャル内戦映画のようで、アニメ『火垂るの墓』を見たときのような感覚。
映画館で見たら、さぞすごかったことだろう。
銃ではなくナタを手にして迫ってくる民兵たちは、マジ怖かった。
部族間の対立、警察と軍隊、無力な国連、メリットがないとさっさと手を退く先進国。
ひょっとしてイラクも同じ道を進むのかと思うと、なんだか哀しくなってきた。
でもそれは単なる感傷であって救いの手を差し延べる行動には移さない、移せない。
ワン・オブ・ゼムの自分。
ジェノサイドの映像をニュースで流しても、可哀想どまり。この映画にそんなセリフが出て来た。
部族、出身地、その集落、一族、家族と近しくなるにつれて憎悪の度合いが激しくなる。
銃ではなくワインボトルを手にして迫ってくるセレブ妻もさぞかし怖かったろうとは思うが。


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