カメ人間、キリン人間、クジラ人間…ビジュアルはショッキングだが、読むと知らないことばかり

 

 

『カメの甲羅はあばら骨-人体で表す動物図鑑-』川崎悟司著を読む。

 

『恐怖の正体-トラウマ・恐怖症からホラーまで-』春日武彦著で取り上げられていた本。

 

動物の進化した形。それを、人体にあてはめたらどうなるか。まず、そのイラストレーションにショックを受ける。


イラストは古生物研究者である著者が描いている。次になぜそのような進化をしたのか、及び特徴、メカニズムなどを紹介している。実に興味深い内容。


最初のカメ人間。ショッカーの改造人間を思い浮べた。当然、違うけど。23種の動物たちの改造人間が出て来る。素晴らしい(だから、違うって)。 

たとえば。

〇「カメは肋骨を変形させて、心臓や肺などの重要な臓器だけでなく、緊急時には頭から足まで体全部を包み込めるほど大きく発達させています」


〇ラマルクの用不用説によるとキリンの首が長くなったのは、他の生物が食べることのできない高い木の葉などを食べるために長くなったと。また使わない器官などは退化すると。まあ、過去の説だけど。ところが、「キリンの頸椎は人間と同じ7つだが、1つ1つが長い」そうだ。さらに「現生キリンの首が長くなる進化の過程では、まず頸椎上部が長く伸び、その後頸椎下部が伸びるという2つの段階を経ていたということになります」

 

〇「クジラの仲間もその祖先をたどれば、およそ5300年前にはウシやカバのように4本足で歩く動物でした。4本足で歩くクジラの祖先は水中の生活に移る進化の過程で姿を変えました。―略―クジラは足や尾の先がヒレに変化し、完全に水中に適応した体に変わりました」


イーッッッ!!!(ショッカーの鳴き声)


仮面ライダー・本郷 猛は、秘密結社ショッカーの手でバッタの戦闘力・能力をもつサイボーグに改造された。映画『シン・仮面ライダー』では、「バッタくん」と呼ばれていた。

 


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