飛ぶのが怖い

 

死のドレスを花婿に (文春文庫)

死のドレスを花婿に (文春文庫)

 

なかなか椅子から降りられなくなった老猫用に
ステップ、階段をamazonの空き箱などでつくる。
3段。ガムテープ貼り。気に入ってくれるかな。
電動ドリル・ドライバーの充電がダメになったので、
新しいのを注文した。
来たら、もう少しちゃんとしたステップを作ることにしよう。

『死のドレスを花婿に』ピエール・ルメートル著を読む。
次々と身に覚えのない殺人に巻き込まれる女性。
ヒッチコックが好きなのかと読み進む。
すると、すると、人妻の女性に横恋慕した男が現れる。
彼女の行動をストーキングしていた。

以前、ITセキュリティのプロにインタビューしたとき、
SNSに住まいや行きつけの店などの画像は貼らない方がよいと聞いた。
いわば自ら、プライバシーをダダモレさせていると。
店や公園などから、住所を探し出すと。
挙句の果てに「夏休みでワイハーなう!!」
などどツィートしようものなら、
空き巣してくださいと言わんばかりだと。
男は執拗に、陰湿に彼女に迫る。

構成が見事。
男は病的、つーか病気。
彼女が意外とタフで反転攻勢に出る。
『エイリアン』でリプリー役を演じたシガニー・ウィーバーとか。
そんなアクションシーンはないけどね。
確かに、映像ぽい。
好きで好きでたならない。
なぜ、このぼくの気持ちをわからないの。
片思いが最も熱度が高いらしいが、
それが見境のない行動に駆り起たせる。

タイトルは、最後にネタ明かしされる。
で、イブ・クラインの有名な自ら窓からマジでジャンプする
写真を思い出したので、貼付。
ラストシーンは、こんな感じ。

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