カキョウ

逆に14歳

逆に14歳

ここ数日、本業が華僑じゃなかった佳境なもんで
エントリー更新する余裕がなかった。


とはいえ、休憩時間には読書でリフレッシュ。
前田司郎の『逆に14歳』を期待しないで読んだら、良かった。
めっけもん。読んでみないとわからない。
主人公は老いた元劇作家・演出家、今は小説家と老いた俳優。
作者自身の近未来を投影したようなある意味自虐的でもあるんだけど、
なかなかハッチャケている。
精神は14歳。はは、文字通り中二病なんだけど、肉体の衰えは隠せない。
このアンビヴァレントぶりが、芝居っぽい。
読後感はかつて見た映画『スケアクロウ』に似ていし、
どことなくチェーホフあたりを彷彿とさせる。


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